終焉≠カタルシス / Short MV(自主制作)

お疲れ様です。

ろひ様(https://twitter.com/_ro_hi_)の楽曲「終焉≠カタルシス」の1番に個人的にMVをつけさせていただきました。(ろひ様の許諾有)

↑終焉カタルシス


最初に聞いた時、最近あまり聞かないどこか懐かしい感じのかっこいい曲だという第一印象でした。

個人的にボーカロイドに最も熱中していた2011~2013年あたりを彷彿としました。


こういうダークでアップテンポなロックにMVつけたい!!という思いが爆発し衝動に身を任せ作り上げました。


フル尺でも作りたかったのですが他の依頼もありますので1番のみ。

そのかわり「とことんやりたいことを詰め込んでやろう」ということでやりたい放題です。


①開幕~前奏

いきなりぶん殴ってくるかのような導入ですよね。

本家MVを見たところ「玉座」「怒り」「血」「苛立ち」という雰囲気を感じ取りましたのでそれらをモチーフに進めていきます。


まずタイトルロゴ。

本家で血が垂れているようなロゴでしたのでそれを参考にアレンジさせてもらいました。

これらもAEの中で作っています。

血の垂れ具合は都度調整。


次にこの部分の背景。

例のごとくElement3Dで簡単に作ります。

そしてこれらを合わせて色味を整えたものがこれ。

いい感じですね。

絶え間なくバインバインしてるのでクレジットとかは結構見づらかったと思います。


ですが今回は歌詞等の可読性よりもスピード感を重視したかったので"全体的に見づらくもなんかすごい"という雰囲気になっていれば成功かなという感じです。


②Aメロ

まずは「善人」など「優しい人(と勝手に解釈してる人)」のフレーズがありましたのでシンプルなハートが背景にきています。

あまり反射などさせずに3Dモデルだなあ感を強くしています。

そしてここ。

今回初めて実写要素を映像に組み込んでみました。

これはずっっっっと前からやってみたかったことで、チャレンジしてみました。

出てきている腕は僕の腕です。

腕素材GB1


両腕同時に撮るより片腕をとって左右対称に配置した方が気味悪さが増すと思い、出てくる腕はみんな片腕で撮影です。


「好き勝手」というフレーズが出てきてパッと思いついたのが「悪いことしようとしている気持ち悪いおじさん」だったのでワキワキしてる感じの腕を撮ってみました。


③Bメロ

本来ここは脳みその3Dだけで済ますはずでした。

ですが先ほど実写要素を取り込んだので「もうとことん入れてやろう」とここで映像の方向性が固まりました。

腕素材GB2


これまた撮影。

脳みそをバラけさせるというフレーズにマッチしているかは微妙ですが、SF物でよく脳みそを欲しがるみたいな画あるじゃないですか。その感じです。


ついでこちら。出てきたのは一瞬でしたがここでも撮影。

腕素材GB3

「この場で」というフレーズだったので命令しているような腕はこうするかなという感じです。

余談ですが、この部分を色味調整しないとこんな感じです。

色を整えるのはとっても大事。


④サビ

サビはリンちゃんの不満が爆発している感じ。

ということで玉座の周りに腕をたくさん並べることで多くの人間が屈服しているような印象を与えます(与えられていることにしてください)

「つけ上がる」というフレーズでしたので上を指さす腕を撮りなおしました。

横からのアングルのが欲しくて。

腕素材GB4

そしてここ。

なんて書いてるか読めなかったと思います。

自分も本家様を最初見た時「?」ってなりました。

ここの歌詞は「ネシズクソクカバ」です。逆から読むと...ってやつですね。


歌詞を外すとここはこんな感じ。

暴言にあふれてるところですし親指も下にたてます。

腕素材GB5

(手首の染みみたいなのは火傷の痕です。両腕に痕があるのでやむなく右腕。)


本当は中指をたてたものにしようかとも思ったのですが流石にコンプラ的にまずいかなってことで踏みとどまりました。


唐突にホラーですね。

「陰口」は人間性がモロに出るものですし悪意や劣等感からくるもの、人間の内側を表すものだと思っています。

ですので人間の皮の内側を表しました(物理)。

そしてラスト。

ここは歌詞に寄り添った映像ではなく、しめくくりとして、本家MVのように玉座を中央に置き終了です。



いかがでしたでしょうか。

激しすぎて何が何だかわからなかったと思います。(そうであったら嬉しいな)


今回のテーマは「よくわからんけど凄い」です。

グリッチノイズやテキストのアニメーションをゴリゴリに使い目が追い切れないような映像にしました。



個人的に作る作品はやりたい放題できるので楽しいですね。

また時間に余裕ができたり衝動が爆発したら作っていきたいです。



ではまた。

びーすけの映像制作あれこれ

これまでの作品や依頼についてまとめています。

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